だーみおです。
非IT業界に勤めて3年目でしたが、晴れて初心者枠でIT業界への転職を果たしました。
憧れのプログラマへの第一歩を踏み出したわけですが、これまでITに触れてこなかったこともあり、まずはITの基礎知識を証明できる国家試験「ITパスポート」の資格に挑戦。
ITパスポートの存在すら知らなかった初心者の私でも一発合格できたので、具体的な勉強方法や、実際に受けてみた感想など参考にしていただければと思います。
ITパスポートの最低限メモ
問題数や各分野の配点を知っておいた方が、どの分野を重点的に勉強するべきかがわかります。
私も途中で試験概要を調べて「ええ・・・テクノロジもっと勉強しなきゃ」って焦りました。
試験実施日
例えば、同じ情報系資格の基本情報技術者試験は春・秋の年2回実施に対して、ITパスポートは年間を通じて随時実施されています。
開催地によっては平日や土日(時間は午前or午後どちらか)と比較的自分の好きなタイミングで受けられ、万が一落ちても空きがあれば数日後の再受験も可能。ちょっと安心しちゃう( ゚∀ ゚)
試験時間
試験時間は120分です。
途中退室もできますが、計算問題も4〜5問ほどあるので、せっかくなら見直しに時間を取るのをおすすめします。
かくいう私は1周し終わったときは残り7分で、2問だけ見直し。でもその見直しが正答に繋がったので、やっぱり見直し万々歳です。
ちなみに遅刻しても受講出来るらしいですが、その分試験時間も短くなります・・・。
合格点
出題数は100問(ストラテジ:約35問・マネジメント:約20問・テクノロジ:約45問)
総合で600/1000点以上かつ、各分野で300/1000点以上で合格。
つまり、ストラテジ・マネジメント・テクノロジで各3割以上、総合で6割以上の正答率で合格できるということになります。
テクノロジが45問と多いので、重点的にアウトプットしましょう!
出題方式
CBT方式というコンピュータを使った試験方式です。
パソコンの画面の「スタート」を押すと、問題が1つ表示されます。そしてその問題の答えを4つの選択肢から1つ選んでクリックします。
選び終わったら「次の問題へ」という形で進んでいきます。
便利な機能があり「あとから見直す」っていうチェックを入れられるので、自信のない問題には印をつけることができます。
ITパスポートの勉強方法
では本題に入ります。
ネットで勉強時間を調べると「普段からパソコンを触る人で100時間」と書いていたので身構えていましたが、初心者の私でも100時間かからずに「いける!」と感じました。
とりあえず合格するために必要な道具(ツール)は以下の3つだけです。
- 参考書1冊
- 過去問
- 検索ツール
ITパスポート合格に必要なもの
ITパスポート対策の【参考書】はこれ!
参考書のおすすめは「いちばんやさしいITパスポート〜絶対合格の教科書〜」です。
実は初め、書店で大体的に取り上げられていた「キタミ式イラストIT塾 ITパスポート」を購入して勉強していました。
その参考書を読み終えて、入社後に会社から貸与された「いちばんやさしい」を勉強していたんですが、こちらのほうがスラスラと頭に入る!
実際に試験に出る言葉通りに解説してくれたり、試験範囲をすべて網羅した上で頻出の用語はこれ!これだけは覚えておいて!と強調して書いてあるので、過去問を解いた時にすぐに思い出せました。
というのも「キタミ式」はイラストが多くて表現も優しいので、楽しく読むことはできるけど、肝心の
ITパスポート試験に合格できるか?
を考えると私は微妙かなと(個人の意見)。
さらっとおおまかな知識を得たい人には「キタミ式」、
ITパスポートに合格することを第一に考えるなら「いちばんやさしいITパスポート」で勉強することをおすすめします。
ITパスポートの【過去問】はこれ!
これはもうご存知の人も多いかもしれません。
ITパスポート試験ドットコムです。
ITパスポートの過去問がなんとH21〜R元年まであります。
全て解く必要はないですが、解説付きでわかりやすく、現在の正答率も自動で表示してくれます。
【検索ツール】を活用!
検索ツールというのは、ずばり「google」です。
何に使うのかというと、参考書を読んでもわからない単語や仕組みについて詳しく調べるため活用します。
これがかなり効果的で、試験中も「googleありがとう」と何度も思いました。
とりあえず紹介だけにとどめますので詳しい活用方法は次の章で解説します。
ITパスポートの具体的な勉強方法
【参考書】はじっくり1周しよう
先ほどおすすめした「いちばんやさしいITパスポート」をじっくりと1周読みます。
じっくりと、です。大事なので2回言いました。
ITパスポートの分野はストラテジ・マネジメント・テクノロジに大別されますが、今自分が学んでいるのはどの範囲なのか?を意識して覚えてください。
というのも、ITパスポート試験では上記の分野順に出題されるので、「あ、このストラテジの問いは参考書の前半で学んだ経営戦略の手法だな」みたいに思い出しやすくなります。
ここでじっくり1周した後は、すぐ次のステップ「過去問演習」に進みます。
この時点で用語と意味が結びついていなくても全然問題なしです。
思い出せなくても良いですが、とにかくじっくりと読んでいる間は8割くらい、覚えるのではなく「理解しながら」読み進めてください(((^-^)))
【過去問】を直近3回分は解こう
参考書でとりあえず出題範囲を網羅したあとは、実践練習です。
目安としては、75%以上を2回取れればギリギリ合格できる範囲かなと思います。(参考書で見たことがある過去問も含まれるはずなので少し高め)
過去問を解く理由は大きく2つ!
- 問われ方を把握するため(BPRの説明には必ず「抜本的」が入る、など)
- 類似問題が本番でも出題される可能性がある
おすすめは直近の過去問から解いていくこと。
ちなみにシラバス4.0の新しい内容は過去問だけで学ぶのは不十分。
これから試験で問われる割合が増加するはずなので、別途確認したほうが良いです。
過去問は、解いた後の解説を読む行為こそに意味があります(ほんとに面倒だけど、ここが受かる人と受からない人の境目だと思う)
おすすめしている過去問道場では1問解くごとに解説があるため、自分が分からない部分をすぐに確認できます。
あとは、謝りの選択肢から次の正解に繋がることも多々あるので、4択すべての選択肢が何の説明をしているのかをしっかり理解しておきましょう。
【Google】で苦手な単語を検索しまくろう
最後に、これは試験中に「やってよかったまじで」と思った勉強方法です。
例えば参考書では、こんな風に説明があります。
「ブロックチェーン」とは、インターネット上の複数のコンピュータで取引の記録を共有する仕組み。第三者の一箇所ではなく全員で共有するため、データの改ざんが困難。
説明としてはなんとなく理解するものの、数分後には忘れていると思います。
ここで活躍するのが「Google」での検索!
「ブロックチェーン」と検索して画像一覧を見れば、イラストがたくさん。
イラストで覚えるとなんとも印象に残りやすい!
上記と同じように、覚えにくい単語はすぐに検索する。
過去問道場で間違えたときに、すぐ別タブを開いて間違えた用語を検索してみましょう!
何度も検索するうちに「これさっきも見たやつぅ」ってなってくると。(3回目くらいでこれめっちゃ苦手なんやなって、覚えられない自分が可愛くなってくる)
私が一番検索した単語は「EA」です。
英語の意味とIT上の定義が合致しなくて困惑しました。
とりあえず、覚えにくい単語は検索する。いろんなサイトを見てしっくりくる説明か画像を、是非探してみてください。
まとめ
ITパスポートの勉強方法をまとめます。
- 参考書1冊をじっくり1周する
- 過去問を最低3回分解く(75%以上目標)
- 覚えにくい単語はGoogleで検索
ITパスポートを勉強し始めた時は、私もいろんなサイトを見て回りました。
実際に受けてみて合格してみると、思っていた以上にハードルは低かったように思います。
私のITパスポートの結果や試験当日の流れを記事にしてみましたので、そちらもぜひ参考に┗(^∀^)┛